【釣り初心者向け】知っておくべき、釣りのマナーとは?

釣りは初心者の方も気軽に始めることができますし、自然の美しさを満喫しながら、リラックスした時間を過ごすことができる素晴らしい趣味です。そんな釣りの魅力を最大限に楽しむためにはマナーを守ることが不可欠となります。この記事では、
・釣り場のマナー
・人に対するマナー
・近隣へのマナー
について、釣り初心者向けに知っておくべき大切な釣りのマナーについて解説しています。
マナーを守ることで、他の釣り人との良好な関係を築き、美しい自然環境を守りながら釣りを楽しむ方法を学んでいきましょう。
釣り場のマナー
釣り場のマナーとは書いておりますが、特別なものはなく基本的に皆さんが普段から行っているようなマナーで何の問題もありません。当たり前のことをすれば大丈夫です。分からなくてもこの記事を読めば、安心して釣りを楽しめますよ!
では、まいりましょう。
釣り場のゴミは持ち帰ろう
当たり前ですな。
釣りは自然を楽しむレジャーです。自然を使って遊ばせてもらっているのはこちら側です。
楽しむだけ楽しんでゴミを捨てていくような行為は絶対にやめましょう。
その中でも特に注意したいのは釣り糸です。
現在出回っている釣り糸の原料には、主にナイロンやポリエチレンといった化学繊維が使われています。化学繊維でできた釣り糸は天然由来の糸と比べても非常に丈夫にできています。
強度の高さと価格の安さから重宝されていますが、自然界で分解されることはありません、海中で切れればいつまでも漂い続けます。生き物に絡まってしまえば、人間のように器用に外すことはできないので、糸が絡まったせいで命を落とすことだってあります。そんなことにならないためにも、ほかの人が忘れたゴミも拾うつもりでゴミを持ち帰るようにしましょう。
そもそも、ゴミ入れのことを考えず準備しない人も多いので、ゴミ用の袋を購入しておきましょう!※コンビニの袋や釣り餌を買ったときの袋でも問題ありません。
糸くずクリーナー
糸くずについても、糸を細かくして回収できる便利グッズがあるので、持っておくと(カラビナ等で体に付けておくと)便利です。
釣りが終わったら、釣り場の掃除をしよう
釣りが終わると
- コマセ
- 魚の血
- 鱗
などで釣り場が汚れてしまいます。
そのまま放置すると臭いの原因にもなるので、片付け時にバッカン(バケツ)だけ残しておき、海水を汲んで、汚れをきれいに海に流しておきましょう。
ライフジャケットは必ず着用しよう
命を守るための物です。必ず着用しましょう。
海に落ちたらテンパります。普段泳げる人でも予期せぬことが起これば溺れることだって当たり前のようにあります。
釣りを始めたばかりの初心者がよく釣りをする堤防では、海に落ちてしまった場合、陸に登れる場所も限られていますし、泳ぐにしても救助を待つにしてもその間浮かんでいなければいけないので大変です。また、自分以外の誰かが落ちた場合にも自分のライフジャケットを投げて助けることもできます。
万が一のために面倒でも、動き辛くても、命には代えられませんので必ず着用するようにしましょう。
ライフジャケットにも種類がありますが、堤防で使うのであれば、腰巻タイプの物が動きを妨げずらいのでオススメです。※小さなお子様には、必ずジャケットタイプの物を着用させてください。
人に対するマナー
釣り場は先行者優先の早い者勝ちです。
コロナの影響で釣り人気が上がり、どの釣り場も人が増えた印象です。筆者の良く行くエリアも土日祝などの連休では、釣り場を確保できないほど釣り人がおり、泣く泣く場所を変えなければいけないこともありました。
人が多い状況では無理やり間で釣りを初めてしまうと、隣の人からものすごく嫌な目で見られます。場合によってはトラブルに発展することもありますので、そうならないためにも無理に入ることはせずに潔く別の釣り場に移動しましょう。
また十分入れると思った隙間でも、隣の人に「ここに入ってもいいですか?」と一声かけるだけで、その場所で釣りしやすくなりますし、気分的な意味でも行うようにしましょう。もしかしたら、餌や魚を貰えるかもしれませんよ。
断られたら
もし断られたら「先行者優先」にならって場所を変えましょう。断られたことに「イラッ」とくる気持ちは分かりますが、無理やり入ってトラブルになったり、イラっとした人の隣で何時間も居るのは気分が良くないと思いますので、さっさと移動して釣りを楽しんだ方が賢明です。せっかくのお休みですから釣りを楽しみましょう。
近隣へのマナー
- 立入禁止場所での釣り
- 迷惑な路駐
これらの行為はやめましょうという話です。
立入禁止場所での釣り
釣れそうなポイントがあれば、竿を振ってみたくなるのが釣り人の性、気持ちは痛いほどわかります。特に「立入禁止の場所」って釣れそうな気がするんですよね。なんででしょう?他の釣り人に荒らされていないからですかね?
立入禁止にも
- 漁業の邪魔になってしまう
- 命の危険がある
などの理由があります。
漁業の邪魔になってしまう
漁港は漁師さんたちの為に作られた施設です。
決して釣り人の為に作られたものではありません。
船を止めようとした漁師さんに向かって暴言を吐いたなんて話をどこかの記事で読んだことがありました。とても残念な話です。
ゴミのポイ捨てもそうですが迷惑行為をしてしまうと、
- 釣り禁止
- 漁港の立入り禁止
にされてしまい、釣りをする場所が減ってしまいます。
私たち釣り人は、漁業の仕事場をお借りしている立場ということを理解しておきましょう。
命の危険がある
命を守るための「立入禁止」です。きっと危険な場所に自ら入っていく人は「自分の命なんだから自分で責任を持つ」という思いがあるのだと思います。
本当にそうでしょうか?
近くに人がいる状態であなたが落水すれば、きっと誰かが助けようとしてくれるはずです。溺れていれば飛び込む人だっているかもしれません、それは救助隊の人たちも同じです。溺れた人を助けるために、助けに行った人が犠牲になる話はよくあると思います。
自分の命と思っているあなたの命は、きっとあなただけの命ではありません。
立入禁止の場所には、入らないようにしましょう。
そんなところに入らなくても、魚は釣れます。逆に「立入禁止」の場所だから釣れるわけでもありません。
安全な場所で、釣りを楽しみましょう。
迷惑な路駐
漁港の近くに住んでいる方や仕事の邪魔をしないようにしましょう。
自分の家の前にいきなり見ず知らずの車が駐車されていたら誰だって嫌なはずです。
いくらポイントが良くても、また駐車場からポイントまで距離があっても、必ず止めてもいい場所に止めてから移動しましょう。
まとめ
釣り場のマナー
釣り場のゴミは持ち帰ろう
釣り糸やゴミを放置せず、自分のゴミはもちろん、他の人のゴミも拾って持ち帰りましょう。
ライフジャケットは必ず着用しよう
海や堤防などで釣りをする際は、必ずライフジャケットを着用し安全を確保しましょう。
人に対するマナー
先行者優先、早い者勝ち
人が多い場所では無理やり間に入らず、隣の人に挨拶して場所を確認しましょう。断られたら別の釣り場を探すことを心掛けましょう。
近隣へのマナー
立入禁止場所での釣り
立入禁止の場所は絶対に釣りをしないようにしましょう。漁業の邪魔になったり、命の危険がある場所です。
迷惑な路駐
近隣の住民や通行する人々に迷惑をかけないように、適切な駐車場所を利用しましょう。
ここに書いたことはごく当たり前のことだと思いますし、ほとんどの方ができていることだと思います。
これらのマナーを守ることで、他の釣り人との良好な関係を築き、美しい自然環境を守りながら釣りを楽しむことにもつながりますので、一人ひとりが意識するようにしてください。
マナーを守って、安全に釣りの時間を楽しみましょう。