カブ(HA02)フロントサス交換とボトムリンク周りOH

カブ90(HA02)のFサスペンション交換とボトムリンクOH(※OH=オーバーホール)

の記録です。

ツーリングで長距離も走りましたが、問題もなくいい感じです!

中古のボロカブを購入し、とりあえず乗れる状態にするべく下記をを行いました。

  • シートの破れ補修(張替え)
  • チェーン交換
  • タイヤ・チューブ交換
  • エアクリ交換
  • キャブのOH
  • ヘッドライトスイッチ修理
  • 車体、ホイール等の錆取り

この状態でしばらく乗っていたのですが、信号待ちなどでフロントブレーキを掛けながら「これがボトムリンクかぁ」とカブを堪能している時に違和感に気付きました。

フロントブレーキを利かせると「むにゅ」とする?

初めは「ボトムリンク式」特有の感じなのかと考えましたが、何かがおかしい・・・

そこで、カブに跨りフロントタイヤを覗きながらブレーキを掛けた状態で、前後に揺らしてみると原因が判明しました。

ブレーキを掛けながら、車体を前方へ押すように力を加えた時にフロントタイヤが少し右側に傾く

OHが決定した瞬間でした。

下記画像は、ボトムリンクのサスがボルト止められている部分のカラーです。摩耗しているのが一目瞭然ですね。

筆者のカブは「通称:デカドラム」では無い方のカブです。デカドラムの人は部品が違うので注意が必要です。

部品の入手

部品は基本ネットで揃えています。

ボトムリンク

まずボトムリンクの部品ですがCuby(カビィ)オンラインショップにて

  1. 【ホンダ純正】フロントサスペンションアーム インナーパーツ各種[バラ売り]
  2. 【ホンダ純正】フロントサスペンション ブッシュ&カラーセット 

を必要個数分購入しました。

【ホンダ純正】フロントサスペンションアーム オーバーホールセット [カブ50/70/90・リトルカブ等]

のようにアームとセットの商品もあるのですが、アームの損傷は無いため今着いている物を再利用します。アームに圧入されているピボットカラーを交換できるスキルがあれば、バラ売りの方が大分安く済みます。

  • アームセット1万円ちょっと
  • アームなし2千円ちょっと

なので、8000円程の差があります。結構違いますよね!

筆者が行ったアームカラーの交換方法も後程ご紹介しますね。(8000円安く済みます。)

ちなみにデカドラム版のOHキットも販売されています。

【ホンダ純正】フロントサスペンションアーム オーバーホールセット [’99〜カブ90/70 大径ドラムブレーキ車専用]

アーム付きなのでデカドラム化したい場合にも使えますね!

サスペンション

1995年製の車体ですのでサスペンションもへたっている可能性もありますし、どうせボトムリンクをOHするならと部品を外すついでに、サスペンションも交換してしまいました。

サスペンションは純正にするか迷いましたが「東京堂のYSS製サスペンション」が気に入りこちらに交換しました。

サスペンション交換後の感想

元々の付いていた純正サスが柔らかいのか、抜けていたのかは分かりませんが、道路の大き目の段差(飛び出たマンホール等)に当たるときに底付きのような衝撃を感じたことがありました。

強化サスに交換してからは底付きを感じることは無くなりましたし「強化」といっても強すぎるわけではないので乗り心地も良くなったと感じています。

ボトムリンクOHも同時に行ったので、乗り心地に関してはOHのおかげもあると思いますが、どちらにせよ交換して良かったです。

勝手な考察ですが、

当時のカブが販売されていた道路状況では未舗装の道も多く速度もそこまで出さないため、柔らかいサスが適していたと考えています。

となると、現代は殆どの道が舗装されているので巡航速度も上がり純正サスの硬さでは能力不足ではないかと考えることも出来ますね。

1万円程度ですので、まだ交換していない方は試す価値ありです。

錆取り

古いバイクなので錆もありました。

折角外したので、リューターと真鍮ブラシを使ってキレイにしました。

リューターと真鍮ブラシは色々な部品に使えます。例えば、エンジンのフィンの奥まで入って磨くことが出来たりなど、あるとメチャメチャ便利です。

ガンガン使うので、大量購入がおすすめ!

ピボットカラーの取り付け方法

カラーを入れるときにボルトとワッシャーを使った方法です。

お金もかからず簡単で初心者向けだと思います。この方法で交換できればアーム分の金額を浮かすことが出来るので、挑戦してみましょう!

外し方

ピボットカラーの取り外しは下記道具を使います。

  • ボックスレンチのボックス
  • ハンマー(プラハンマーがおすすめ)

ボックス(大)にアームの部分を当ててセットし、その上からボックス(小)をカラー部分のみに当てて、ハンマーで叩くと外れます。

POINT

ハンマーで叩くときは少しずつ数回に分けて叩いてください。
注意:指を叩かないでね!

順序の詳細

  1. アームの外径と同じ大きさで、内径がカラーより大きいボックスを見つける
  2. アームのカラーよりも外径が小さく、カラーだけに当たる大きさのボックスを見つける
  3. 1.のボックス(大)の穴側を上に向け、アームのカラーの部分を載せる
  4. カラーの部分に2.のボックス(小)を当てる
  5. 「ボックス(大)・アーム・ボックス(小)」になったら、ボックス(大)を下側にして置く
  6. ボックス(小)をハンマーで叩くと抜けていく

カラーが最後ら辺まで抜けてくると、ボックス(大)の底に当たって最後まで抜けないこともあると思いますが、そこまでくればプライヤーなどで引っ張れば抜けると思います。

付け方

アーム内側とカラーにグリスを塗りながら作業します。

以前、ブレーキ清掃時に使用したシリコングリースが余っていたのでそれを使いました。

ちなみに、シリコングリースは高温でも解けにくく作られているため、ブレーキ周りにも使える高性能グリスです。余談ですが、ブレーキ周りに普通のグリスは使わないでくださいね。溶けてブレーキシューに付着したらマジで危険です。

話を戻します。

画像のように「ボルト・ワッシャー・平らな板・アーム・カラー・ワッシャー・ナット」の順番で挟んで、ボルトナットを閉めこんでいけばカラーが徐々に入っていく仕組みです。

最後まで入ったらボルトを外して完了です。

※画像のボルトとワッシャーは元々ついているパーツを利用しています。

POINT

1.カラー左右の隙間調整は「カラー外し」に使ったボックスとハンマーを使い、ちょっとずつ調整してください。
2.最初カラー入れる時に、カラーが斜めに入らないように注意が必要です。少しでも違和感を感じたらやり直してください。

以上がピボットカラーの交換方法となります。

いないとは思いますが、ボルトとワッシャーでやりたくない方は万力(クランプ)を使ってください。

カラーの交換を自身で行うだけで8000円近くも安く済みますので、挑戦してみましょう!

今回使用した道具・部品

まとめ

経緯

中古のボロカブを購入し、乗れる状態にするために様々な作業を行った後、フロントブレーキの違和感を感じてOHが必要であることを発見しました。

部品の入手

ボトムリンクの部品はネットで購入しました。アームが損傷していない場合、アームとピボットカラーをバラ売りで購入することができ、アームセットよりも8000円ほど安く済ませることができました。

サスペンションは「東京堂のYSS製サスペンション」に交換しました。

サスペンション交換後の感想

サスペンションを交換したことで、底付き感がなくなり、乗り心地が向上したと感じています。道路の舗装状況に合わせて強化サスが適していると考えています。

アームの錆取り

古いバイクなので錆がありましたが、リューターと真鍮ブラシを使ってきれいにしました。

ピボットカラーの取り付け方法

ピボットカラーの取り外しと取り付け方法を詳細に説明しています。ボックスレンチ、ハンマー、ボルト、ワッシャー、ナットなどを使用します。自身で交換することで節約できます。

ボトムリンクのOHは整備初心者にとっては少しハードルが高いのかもしれません、ですがDIYすることで愛着も沸きますし、なにより部品代以外のお金がかかりません。練習と思って是非挑戦してみてください。

この記事を書いた人

ノリン

釣り好き、バイク好きの元整備士で、現在SE?をしていることから、勉強にもなるだろうと思いサイトを運営しています。
釣り歴は5年ですが、調べ物が大得意でいくつもの資料で調べた情報と少ない経験を執筆しています。
また、元整備士でホンダ カブ90にも乗っているので、バイクの修理・改造についての記事も執筆しています。
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